博士ルートをやりながら取った殴り書き(というより叫び)を読み返して川瀬ルートより狂ってないとはいえやっぱり狂ってるな……長い。他ルートであっても川瀬に食いつくのは仕様なのでご了承下さい。

水上・川瀬・花澤とクリアすると出現する博士ルート。
博士は一番年上で博識ある発明家だというのに二つ名が『万年発情求愛押付攻』。やっぱり発明家にロクなのはいねぇ。
博士は初っ端の水上ルートで割と狂人の印象をプレイヤーに植え付けて「こいつやべぇ」って思わせてからの攻略対象だから好き嫌いはっきり分かれるタイプかなーわたしは大好きですよ。当初本当に気持ち悪いと吐き捨てた玉森くんに同調してたけど。

何度か時間跳躍を繰り返し、水上にボロクソに言われて自暴自棄になる玉森くん。橋から身投げしようとしたところをジャーマンスープレックスで止められる。一歩間違えば絶命していたところだこの野郎。博士はお顔立ちこそ大人しいけど割とやることなすことえげつない。容赦ないし人を殺すことにもあまり抵抗がない。(肩書一応)軍人だからか?あとは金でどうとでもなることを経験則で知っている強み?えげつねぇ~~~~。
意識を手放した玉森くんをせっせと氷川邸へと運ぶ博士。
水上を死なせないために博士考案の一芝居を打つことになるのだけど、すぐに水上に露見する。当たり前だ。ここの一剣さんの黒いお召し物が大変可愛かった。
そしてここで出る「俺を諦めてくれ」ですよも~~~~~~~~~~~~水上ぃぃぃ~~~~~~。
くろさわ氏が水上は過去に剣術を嗜んでいたこともある云々と言っていたのでナイフだったり刀だったり扱いが上手いので自殺も上手……そんなん上手にならんでええわい……。
この男もう何度も玉森くんの前で首に色々なものぶっ刺したり吊ったりするから油断ならねぇ。

自暴自棄になる玉森くんに時を戻そう、と言う博士。頷かない彼に、眼帯を取り親友である花澤にすら明かさなかった『秘密』を見せる。そして突然の姫抱っこ。ここの博士のセリフの息遣いが「人一人を抱えている」吐息が混じっていてさすが~~~~~って手を叩きました。スチルくれ。
でもこの回は一剣さん、砂山さんから博士を奪ってしまう残酷な回だから、全てを掬うのはままならねぇなって鬱になりました。あの二人から生きがいを奪ってしまった玉森くん。その事に気付いた故に今後の彼の生き方が変わってくる。

<ロの肆>
玉森くんの部屋に足を踏み入れた博士の反応が推しに対するソレで親近感湧いたり。
事態は別の平行世界から来た『私』に橋姫の力を取られてしまう。そして博士の仮説により『私』が三人存在していたというややこしい事態に。それにしても博士の『はししめ』って発音可愛いねぇ。
玉森くんは博士を最初から信用していなくて疑っていて、その優しさと愛情に絆されそうになる度『こいつは利用するだけ』『奴隷だから』と意識を戻そうとする。プライドが高い故にもう水上の時のように傷つきたくない防衛心からなるものかな。
そして唐突に川瀬出してくるのやめてーや起立してしまうやろ。

玉森くんは自分が利己主義で薄情な人間であると理解している。打算的であったり人を利用した時に自分が傷つかずにすむ言い訳を即座に考えたり。だけど氷川家女中と触れ合い、無償の愛を注ぐ二人を見て、自分で自分が大嫌いだと気付かされる。
博士を頼る事で、彼自身が失うものの大きさを知り身を引く玉森くん。ここまでで割と玉森くん、砂山さんのこと好きだね???後述する50代の砂山さんのこともタイプだって言ってるし、人の好みは千差万別だけどマニアックだね~~~~と思わずにはいられない趣向。まさか今後の彼氏たちもライバルが若いオナゴではなくむちむちの熟した女性であるだなんて思いもよらぬだろうな。

水上の下宿先へ向かうも嫌な予感が。すでに水上は自殺した後で、遺体確認に向かっていた川瀬と鉢合う。そこで川瀬の水上の死を吐き捨てる薄情な言葉に悲しむ玉森くんだけど、彼は彼なりの持論があり、自殺を由としない性格が故に玉森くんと衝突する。
過去で言えば川瀬がぶっちぎりで不幸だし川玉ルート以外では暗い未来の川瀬が、それでも自殺を選ばないのは本当に強いし、自殺そのものを自己愛者のエゴだと嫌悪しているからこそ死んだ水上を非難する。
そんなぐちゃぐちゃな精神状態の玉森くんに畳み掛ける「俺と氷川どっちが好き?」も~~~川瀬お前さぁ~~~~~川玉モノでもそれはないで~~~~って叫んじゃうよ~~~!!!って思うじゃん???ところがどっこい。川瀬には氷川を毛嫌い嫌悪する正当な理由があった。
それにしても面倒くさい彼女の問答は揺るがない川瀬ぱねぇっすね。
また自ら川に身を投げようとする玉森くん。を、止める博士。自殺の真似事は博士を呼び出すためのパフォーマンス。でもさ~~ここで博士が来なくても玉森くんは身を投げてたと思うよ。
博玉は常に玉森くんが博士を試して酷いことして、怒らせようとするのに全部受け止められてしまうから逆に自己嫌悪に陥って、を繰り返す川玉逆パターンで美味しいですね。好きだよそういうの。無償の愛情なんてこの世にはないし見返り欲しいし相手の愛情がわからなかったら揺さぶり掛けたくなるしそういう人間臭いの大好きだよ!!どんどんやって!!!
思わず玉森くんを強く抱きしめる博士。
ここでさー玉森くんもこんなに誰かに求められた事ってないだろうから、心揺さぶられるわけですよ。自分を必要としてくれる人がこの世に一人でも存在するってすごい事だよ。

ここで発覚する玉森くんの本名『水森タマ』。これ本編で主人公の本名がわかるのがここって凄くない???もう四人目の攻略なのに???(記憶違いだったらすまんです)
このゲームがいかに嘘で彩られているか、登場人物全員が息を吐くように嘘を吐いているのかがよくわかる。大好きだよそういう騙し合いイカサマゲームみたいなの!(違う)
玉森くんはずーっと、自分と一緒に沈んでくれる『誰か』を探していて、それがなんでも話し合える「親友」という存在であると盲信していて、あそこまで親友にこだわっていたんだなぁ。

……ただ重ければ重いほど、私と一緒に沈んでもらえる。
どこまでも、堕ちてもらえる。

この一文で玉森くんが陽の主人公属性から大きく外れていると分かってわたしはサンバカーニバルの開催待ったなしですよ。一緒に地獄に堕ちよう系大好物ですよ????
ところでこの章の玉森くんは最後まで橋姫の力を回収しなかったので、玉森くんが存在しているということか。水上も博士も居ない世界で川瀬とだけ存在する玉森くん。その場合花澤はどうなるんだろう??水先もいない状態でってなるとやっぱり軍医になって戦死ルートか川瀬……。

<ロの伍>
跳躍した市電の中で、梅鉢堂のレジについて語る水上と玉森くん。潰れていたレジは博士の仕業だったっていうから吹くね。
水上を掬うために待ち伏せするも来ず、予定がどんどん狂っていき、梅鉢堂にも『私』は居ない。焦る玉森くんをよそに、博士は「確かめたい事がある」と言って玉森くんに銃口を向けます。

「僕にとって、君の代わりはたくさんいます」

綾波みたいな事言わないで~~~~平成のヲタクに突き刺さるその名言を~~~~!
ここからの展開は正直よくわからんのですけど、銃声にびっくりして気絶して、目が覚めたら隅田川に吊るされている玉森くん。文章に起こすと意味わからないな……。
そこに登場する晴彦さんこと店主。15年前、吾妻橋で幼き博士を助けたのは店主だった云々くんぬんふわっと流す。
それにしても川瀬ルートの時には光と称され、博士ルートの時には闇や影、悪人にされると思いこむ玉森くん。対象的なルートだなぁ。
明かされる一剣と砂山の過去。玉森に両目を差し出せ、と迫る一剣。

「帝大医学部綜理の手腕を持ってしても、20の命が亡くなりました」

これが川瀬の言う博士の罪。帝大医学部綜理=池田氏で、博士に眼球を移植するために幼い命が犠牲になった事を地下室の書物(日記)で知ったから博士を嫌悪している、ということでいいのかな。池田氏やる気なくて弄ぶだけ弄んで手術は全部失敗とか思ったよりゲスくて戦いた。
一剣を止める砂山。結局は相打ちとなりふたりとも亡くなる。博士はひとりぼっちになってしまう。砂山は最後に玉森くんを「玉森様」と呼び、残された博士を託すが、これで良いのかと自問自答する玉森くん。そして再度跳躍しようとしたところに失明博士が。やめてくれよもう……これ以上博士をひとりぼっちにしないでくれ……
ここの博士の声がさぁ~~~~……声優さんすごい。胸が引きちぎられそうだった。選ばれなかった者の悲痛ってこんなにも痛いの……川瀬なんか「ふーん、そうなんだ、まぁいいけど、そいつ趣味悪すぎじゃない?」とか煽りに煽って地下室こもって泣いてるパターンでしょ。脱線した。
ここの博士のストーカーじみた「俺がこんなにお前を愛しているのにどうしてわかってくれない」的狂気がも~~~大好物でね。シリアス展開な中申し訳ないが壮大な痴話喧嘩だよこれ。ここでも雷鳴(川瀬)(違う)が鳴り響き、お互いの音声は聞こえないという。だけどどんな罵倒や叫びが繰り広げられていることか……今後の玉森くんは雷が嫌いになりそうですね。
そしてこの後残された博士は→『拳銃自殺します(Q&Aより)』

他人の幸せを願ったことなど、一度もない。

と言い切る玉森くんのゲスさ、大好きだよ。嫉妬もするし妬みもするし自分の事大好きだもんね、知ってる!だから水上を掬ったとしてなんとなる、自分のためだ、って思い切ってるからこそ橋姫の災いを受けないそのファインプレイ。川瀬より利己的だよ基本スペックは。
余談ですが玉森くんが橋姫の災いを受けないのは彼の行動全てが基本的に自分のためであり、それは自尊心を守る自己防衛の賜物で、ある意味一番橋姫を宿すに相応しい人間なんだなぁと思いました人としてはちょっとアレだけど。偽善的な自己犠牲よりは全然気持ち良いと思います。中身が子どもだから欲しいものしたいこと自己承認欲求が顕著でわかりやすくていい。まぁそれをこじらせたのが店主ですけど。

店主の記憶を受けて水上が好きだった事に気付く玉森くん。
そしてここで突然始まる水玉(博士ルートでは!?)~ラブストーリーは突然に~そして終わるO田和正。
ちゃかしてますがここ号泣ですよ。胸が痛いし情緒が安定しない。
そこからのBGM後日譚はやめてくれよもう殺す気かよばあちゃああああああああん!!!!!!!
私は玉森くんがおばあちゃんと話す時の繕ってない口調がとんでもなく好きでたまらんのですよ。
おばあちゃんの持ってきてくれた明治四十年の雨水で時間跳躍。

<ロの陸>
幼き博士が店主と会う前に阻止しようとする玉森くん。を容赦なく蹴飛ばす砂山さん。ここではまだ年相応のお姿をしてらっしゃるので玉森くんのタイプどストライクという地獄のような状況に。
初めて玉森くんが他人のために行動した、という事になる。
浅草十二階から飛び降りようとしたところにまたやってくる博士――ではなく、未来のどこかの時間軸の博士(白髪)。
『日本図書保管会』という、図書を補完するためなら引ったくりでも殺人でも黙認されるおっかない組織に属している博士だという。図書館戦争か。彼の(胡散臭い)装置でびゅーんと未来の自分へ。元々居る存在に上書きされるらしい。ファイルかよ。

<ロの捌>
ここ順番で言えば漆(7)だと思ったんだけどあれー??
まぁいい……無事氷川邸で目覚めた玉森くん。全裸です。おったまげー。ついでに隣に全裸の博士もいた。事後ー!!!!!
でもまぁそんなわけはなく。この世界の玉森くんは博士の好意を良い事に、のちのち川瀬に言われる「氷川邸を乗っ取るんじゃなかったの」計画を企てる程度に小悪党で、利用しまくって生きているヒモのお手本のような存在になっていた。これには玉森くんもびっくりだよ。自分ながらどんなクズだよ、と。まぁキスする権利を十円で買おうとする博士だものな。タダより高いものはねぇ。
本当は抱いてほしかった博士……「おいくら万円ですか」と金で玉森くんのちんこを買おうとする。
なんやかやありまして町を散策する玉森くんは川瀬に電話をする。が、秒で切られる。安心するね~~~~このドS~~~~~。

「君の悲報以外、聞く耳持たないよ」

だよね~~~つけ入るスキ狙ってるもんね~~~~

「ずいぶんいいこになったね、」
「ずいぶんいいこになったね、」
「ずいぶんいいこになったね、」

全部ひらがなですよ。お前どうした。
でも知ってる、あたい知ってるよ。自ルート以外でいいこになった玉森くんには興味がないこと知ってるよ、じゃじゃ馬がスキなんでしょう!?ひねくれてるの知ってるよ!!ところで博士と玉森くんが一緒のベッドで寝ているって知った時の川瀬の心情がいかほどの激情であったのかぜひ知りたい……ような知りたくないような……荒波だろうな……。

町並みに変わりはない。
そうは思うのに、まるで町が私を覚えていないようだ。

このフレーズすっごい好き。完璧すぎやしない?このニュアンス。町が私を覚えていないんだよ??
氷川邸へと帰った玉森くん、博士を襲います(唐突)。
博士の告白の中に「水上くんと池田くんに死ねばいいのにと何度願った事かわかりません……」とあってバカ正直にも程があるな、だがそんな正直者が玉森くんはスキなんだな~~~~。

あとはもうセッススになだれ込むわけですが、下半身剥かれて絶叫する攻めがかつていただろうか……。
指の間から玉森くんのフェをガン見するという。玉森くん初めてのフェですよ!!!!!
博士、大人しいお顔立ち(2回目)の割に玉森くんより一回り大きい手だとか、見た目のイメージと実寸がかけ離れているのがまた萌える……玉森くんと並んだ時のギャップがいいんですよね。
博士ルートはプレイが中々マニアックで今後がとても期待できますが、張り型いじりながら「これってもはやセックスなのでは!?」とか言い出した時点でこいつ殴りたいって思ったのは玉森くんだけじゃなかろうて。一番セックスうるさいだろうなぁ博玉。言葉責めじゃない、実況プレイって中々いないのでは???

博士ルートは誰も死んでいなくて戦争もおきなくて一番平和なルートなのですが、この後がカオルなので上げて落とす感じ、まさに外道……。
それにしてもさらっと書いて終わるつもりがえらい長くなったから、あとの三人は箇条書きにしたほうがいいかもしれない。


お付き合い頂きありがとうございました。